3大学3学部渡り歩いたからこそ言える大学受験における「学部選びの本質」 | 編入×休学×留学

3大学3学部渡り歩いたからこそ言える大学受験における「学部選びの本質」

マレーシア留学

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今回は3大学3学部を渡り歩いたからこそ言える大学受験での「学部選び」について書いていこうと思います。これから大学受験を控えている高校生、受験に合格してどの大学に行くか迷っている高校生にぜひ聞いて欲しい内容となっています。

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何をしたいかわからない

「何をしたいかわからない」これは高校生に限らず、何歳になっても言っている人が大勢います。高校生から大学3年生くらいまで私自身も「私は何になりたいんだろう」とずっと思って生きてきました。バイトして、旅行して、酒を浴びるほど飲んで吐いて合コンしての繰り返し。”人間”そんなもんです。

ただ、就活をする直前になって「私は何になりたいんだろう」と答えを探し続けるのが怖すぎていろいろなことに挑戦しました。挑戦を経て現在の私は「何をしたいか」「どういう人間になりたいか」かたまっています。

自分が過去に戻れるなら、「何がしたいかわからない自分へ」学部選びのヒントが欲しかったなと思います。3学部渡り歩いた末にでた結論を伝えていこうと思います。

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どの学部を選んでも出口に大差はない

結論から伝えると、3学部渡り歩いた末に「どの学部を選んでも変わらない」ということがわかりました。6年間かけて日本の大学2つ、海外大学1つ、計3学部も行って「まじで無駄だったわ」というただの笑い話です(笑)(得られた経験は価値のあるものだと自分では思っていますが、、、)

私が一番最初に入学した大学は法政大学GISという国際系かつ全部英語での授業カリキュラムの学部でした。現役時代国立以外の私立は全部合格していましたが、その中でも法政GISに入学を決めたのは「英語が勉強したい」という思いが強かったです。

その後、教育行政をメインで勉強したいという思いは断ち切れず旧帝大の教育学部へと3年次編入します。そして、翌年にはマレーシアのビジネス学部へと1年間の留学をするという3学部ゴリゴリの文系満喫ライフを送りました。

こんなにいろいろな学部を旅してきましたが、結局就職先は日系大手の製薬会社です。

文系ライフを満喫していたのに、今度は理系の会社ですか!!って思います(笑)

この結果を見ていただければわかるように、どの学部に行こうが”日本で就職する限り”はどの学部を卒業しても就職(=出口)には関係はないので安心してください。日本で就職する限りと言ったのは、外国では入社エントリー時点で『学部』が絶対条件で書かれるので学部選びでなれる職業が限定されてしまいます。日本は特に卒業学部に対する限定もないですし、研究職や開発職などの理系の専門知識を必要とされる職種じゃない限り横一列で競争されるのであんまり深く考えなくてもいいんじゃないかなと思います。

それでは、何を基準に学部を選べばいいのか下記で詳しく書いていきます。

何を基準に学部を選べばいいのか

選ぶなら絶対に「自分の好きなこと」。少なくとも、「自分が興味のあること」を基準に大学の学部を選べばいいと思います。私も、高校生の時は就活に有利になるし、つぶしがきくから~という理由で経済学部や経営学部を勧められました。今思うと「自分の好きなこと」を基準に選んで良かったと思います。

想像してみてください。お金とかマルクスとか自分が一ミリも興味のない話を1時間半以上毎日おじさんたちに聞かされる大学生活を。今は投資大好き人間ですが、当時高校生だった私は資本主義とか意味わからないし嫌いでした。ある人は日本文学に興味もないのに、文学部選んだ結果4年間興味もない本を読まされる。夏目漱石の何が面白いのかもわからない。そして頭に入らなくて、テストを受ける。テストに何書いてあるかわからないし、なんで勉強しているんだろうと大学に足を運ばなくなっていき最悪の場合大学を退学していきます。こんなつまらない大学生活を送りたいですか??

ここまで話して、「自分は○○が好きだから○○学部かな」と言えたあなたは優秀です。最近の高校生に多いのは「特に好きなものもないんです」もしくは「いろんなものに興味あってどうすればいいのかわかりません」と言う子です。我が家の弟たちは大学受験時そんな感じでした。そんな人は「一番理不尽もしくは一番疑問に思うこと」は何かを考えてみてください。

私の場合は「なんで子どもに投資しないんだろう」という疑問がいつも根底にありました。子どもにしっかりとした教育機会を与えられば10年後20年後に未来は持続して成長し続けるし国は豊かになる。それでも大人たちは子どもにお金を使おうとしない。これは国レベルでも個人の家庭レベルでも同じことが言えると思う。「なぜ子どもに投資をしないのか」という疑問は大人になった今でも一番むかつくし問であるし、疑問に思うことです。

法政に入学した時は「なんで英語教育が非効率に行われるのか」という謎を解き明かしたくて勉強していました。何年も前からグローバル化は始まっているのに、なんで未だに教科書を読むだけの授業なのか本当に疑問でした。国際学部だったのもあり、貿易や交渉術、写真学など自由がききやすい中で言語学とか移民用英語プログラムとかを勉強した2年間でした。そのうちに英語教育のカリキュラムを決めている行政はなぜこんなに無能なのだろうと思い、教育行政を学べる大学に編入します。1年勉強するなかで、なぜ教育が大切だと気づいている優秀な人間が多いのに、人間は動かないのだろうかと思い悶々としました。その中で自分なりに「人間は金(目に見えるメリット)でしか動かない」のではないかと思い、高校生の時は嫌だったビジネスの勉強をすることにしました。マレーシアでビジネスを学ぶとともに、壮大な社会実験(=着物の販売)を行って自分の仮設を検証するに至ります。

ここまで勉強して製薬会社になぜ決めたのかを書くと長々となってしまうので、今回は飛ばします。でも、製薬会社に決めたのも「なぜ子どもに投資しないのか」という疑問の答えでもあったりするので、いつか別で書けたらと思います。

大学に行っている時間の9割無駄

学部選びの基準を伝えた上で、もう一度言います。何学部卒業しようが就職先に影響しません!!大手に行きたいならどちらかというと『大学名』の方が大切だから今を必死に勉強してください。そして、本当に超大手企業に行きたいなら大学時代を全力で充実させた方がいい。

就職する中で聞かれるのって「大学の授業以外(インターン、留学、サークル)」のこと。誰も大学の授業で何を学んだとか本当に興味ないらしい。そういう意味では「大学に行っている時間の9割無駄」。だからといって、授業で寝たりテストを適当に受けたり、授業をさぼって欲しいわけではない。ちなみに、私は3大学3学部行った中で授業休んだことはほぼない。フル単だし、GPAも普通に良い。

どっちにしろ大学の授業はでなきゃいけない。どうせ行かなければならないのなら、「つまらない話だった」で終わるのではなくて集中できる内容のものを選びました。

ここまで聞いて「大学に行っている時間の9割は無駄なのか」もう一度考えると、無駄かどうかを決めるのは自分自身だと思います。私にとっては最高の時間だったと大きい声で言えます。ただ、就活では無駄でした(小声)。誰も教育の意義になんて面接官聞いてこなですし。経済学部の子が資本主義について意見問われてることも聞いたことないですし。

まとめ

大学の学部選びは「自分の好きなもの」もしくは「自分が一番疑問に思うこと」を基準に選ぶことをおすすめします。なんとなく大学に行く、何もやりたいことがないと思って生きるよりは、なんでも「楽しみ」に変えてしまった方が人生楽しいです。

特に皆さんが心配する「就職有利・不利問題」では学部はほぼ関係ないと言えます。それよりは大学名です。MARCHに行くか、日東駒専に行くかで結果が大きく違います。それ以上に大学生活で何をしたのか(いわゆる学チカ)の方が就活する上では大切かなと思います。

もっと質問したい方はTwitterとかでコメントいただけると嬉しいです!!

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