女子大学生がFIREを目指す話。マレーシアのMM2Hを目標にする生活 | 編入×休学×留学

女子大学生がFIREを目指す話。マレーシアのMM2Hを目標にする生活

マレーシアライフ

「編入×休学×留学」大学生が使えるオプションをすべて網羅したとん子です。

卒論も提出し終えて、暇なんですけど趣味の旅行にも行けないので毎日、本を読み英語を勉強し修行僧のような生活をしているぴちぴち女子大生です。

今回は巷で噂になっているFIREについて私が考えていることと、1年半留学していたマレーシアのMM2Hについて書いていこうと思います。

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FIREとは

最近話題になっているFIREという言葉。「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」の頭文字のことを指します。最初聞いたときはFIREを目指す人ってお金持ちになりたいのかって思っていましたが、どちらかという「質素倹約」な生活をしつつ「労働からの解放」を目指している人たちという印象に変わりました。

FIREの生き方って自分の価値観にあっていて、要はめっちゃ節約して、そのお金を投資に回せばいいという生き方。元々、貧困ラインの家庭で育ったため普段の生活が質素。服は激安ファッションセンターしまむら、普段は自炊。お昼も弁当。稼いだお金は自己投資。すべて留学と学費に使って、余ったお金は年に1回の弟たちへの家族旅行で還元する(子どもに投資せよ精神)。

そうした一方で、別に働くのが嫌いなわけではない。むしろ、好きな自分。完全にFIREしてしまうとやることなさ過ぎて屍のようになってしまう気がするので、今の目標は自分の好きなことを副業にして生きる「サイドFIRE」だったり好きな職場で短時間だけ働く「バリスタFIRE」を目指そうと思っています。

FIREの一番の利点はそこにあると思っていて「労働から解放され」、そのうえで自分が大切だと思うことに時間を使えること。小さいころ両親が毎日必死に働いていて、職場で上手くいかないイライラを家庭に持ち帰り最悪の空気を出す父親が大嫌いだった。そんな父親を反面教師にしていた今のは、贅沢よりも家族で過ごすことが大切なわけで。嫌々やらなければならない「労働から解放されること」人生を豊かにするうえでも大切だと考えている。

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FIREを目指す貯蓄額

FIREで目指される貯蓄額は「年間支出の25倍」と言われています。現在の1世帯当たりの年間支出額が約25万円。年間約300万円。独身だったらもっと低い。とりあえず、1世帯あたりで考えると約7500万円の貯蓄が必要。

ここで7500万円という数字が出た時点でちょっと思考が止まりました。だって、7500万円がまったく想像できない(笑)今まで、大学生なもんで年間100万くらいしか稼いでこなかった自分にとって、全然想像できない数字になってしまいました。

そこで考えたのがマレーシアでした。1年半もマレーシアに留学生活していたし、ほとんど一人で手続きをしたのもあって生活する上での知識はある。大好きな友達のショビ―もマレーシアに住んでるし、何よりお金がかからない。留学中にもMM2Hホルダーのおじさま方には何人か会いましたが、たまたま会った人がみんな40代前後の方で「あくせく働かなくていいなんて羨ましい」と思ったのを覚えています。

そもそも、マレーシアの生活費ってめっちゃ安い!私が住んでいたコンドは一番いいところで900RM(1RMと30円で計算すると27,000円)。プライベートルーム+プール+ジム付き。一番最後に住んだ家は600RM(約12,000)。家賃は安いけど中国系の居住区で治安が良くて、近所づきあいが多くて私的に一番お気に入りの家だったりする。これだけ見ると生活費かからなすぎる。英語も中国語も少しのマレー語なら話せる自分にとって、生活にも友人関係も考えるとこれほど住みやすい国はない。

他のマレーシア在住のブロガーさんの記事を見るとやっぱり月10万あれば理想の生活ができる。年間120万円しかかからない。ここでもう一度、「年間支出の25倍」を考えると約3000万円あればFIREができるのだ。単純に考えればの話だけれども。結婚するなら旦那さんも含めて考えなければならないし、子どもが欲しいならもっと貯蓄していかなければならないのだけれども、海外に住むのなら別に結婚しなくてもいいかなーなんて考えている。ここでは一旦独身で海外にセミリタイアした時の計画で話を進める。

MM2Hを取得してマレーシアに住もう

マレーシアに住もうと考えた時にネックとなるのがビザ問題である。ビザがないと住めない。

ただしマレーシアにはMM2H(マレーシアマイセカンドホームビザ)という家族で10年単位で長期滞在が可能になるビザが存在する。

50歳未満50歳以上
マレーシア以外で得ている収入額10,000リンギット以上/月(約26万円以上)10,000リンギット以上/月(約26万円以上)
資産額500,000リンギット以上(約1260万円以上)350,000リンギット以上(約882万円以上)
定期預金作成300,000リンギット以上(約756万円以上)150,000リンギット以上(約378万円以上)
2年目以降に定期預金から降ろすことができる額150,000リンギットまで(約378万円まで)50,000リンギットまで(約126万円まで)
定期預金に常に保持しておかないといけない額150,000リンギット以上(約378万円以上)100,000リンギット以上(約252万円以上)
出典:トランスファーワイズ[2020最新]マレーシアのMM2Hビザ:条件・申請方法を解説! – TransferWise

(1リンギット=25.20円換算/2020年6月10日現在)

目指すとしたら50歳未満で取得したい。ちなみに、21歳以下の子どもは一緒にビザがおりるので、現地の学校に通えるというメリットも。親子留学とか憧れますよね。プラス大学の教育水準も高く、インターナショナルスクールに通わせても、チャイニーズ系のスクールに通わせても日本のインター校より安いので子育てにおける選択肢の幅も広がります。

MM2H取得に向けて立ちはだかる壁

MM2Hを取得する上で戦略的に準備しなければならないのは、①マレーシア以外で得ている収入額(月26万円以上)②資産額(約1260万円以上)です。「7600万円稼げ」というより楽そうに見えるけど、限定されているので作戦を練らなければならないところ。

①マレーシア以外で得ている収入額(月26万円以上)

当たり前だけど、自分が働いている会社を辞めたうえで月26万円以上の収入を確保できる状態にしなければなりません。来年から新社会人として月24万円からスタートするわけですが、それなら月26万円の定期収入なんて簡単なんです。問題はMM2Hを取得する時にメインとは別に副業で月26万円以上稼げる仕組みをつくらなきゃいけないということです。

過去にあったことのあるMM2Hホルダーの方は経営者や会計士、ブロガーさんなどがいらっしゃいました。専門スキルの私にとって始めやすいのはYoutubuやブログですが、月26万円以上なんて夢のまた夢な気がする。。。

「自分の得意なこと、できること。」かつ「仕組み化できるビジネスプラン」と考えた時に、「家賃収入」が現実的。恵まれたことに小さい頃から物件は見てるし、当たる物件ってなんとなくわかる(それ以上に母がいう物件が当たる当たる)。親も施工や不動産関係の仕事なので身近に知識のある人間がいる。加えて、「宅地建物取引士」の試験に受かり不動産業ができる資格も得た。とりあえず、働き始めたらマンションかアパート買います。

②資産額(1260万円以上)

資産額の1260万円以上には不動産を含めない金融資産のみで証明しなければなりません。たしか、株や投信なども比率も決まっていた気がする。とりあえず、今回は現金と株の比率は無視して、1260万円以上あることを証明しなければならないことにフォーカスして考える。

でも、ぶっちゃけ1200万円くらいなら不動産を買わずに投資と貯金だけしれば5年もあれば貯まる

現在大学4年生総資産300万円。投資200万、現金40万、マレーシアの定期預金に60万である。

初任給は24万からスタートだがおそらく手取りは22万くらい。ボーナスも合わせると年収300万円くらいかなとみている。これにプラス副業で平均5万円は宅建士として仕事ができるので、1年目は年収360万円くらいかなと考えている。

半分は貯蓄に回せると考えると年間180万円ほど増えていく計算である。緩やかに年収が増えていくこと、かつ大暴落が来ない限り投資資金が増えていくので5年ほどあればクリアできるかなと考えている。

しかし、そんな計画的にいかないだろうなと思っている。不動産投資にまわすお金など加味すると絶対5年じゃ無理だなとは思っているけれどお金を貯めることがしていきたい。

まとめ

つらつら書いけれど、まだ社会人ですらないですし、どれだけ稼げるのかも、働くのが好きな私にとって本当にFIREが目指すものになるのかわからない。特に計画を立てる上では、どれだけ稼げるのかがまったくわからないし、どれだけお金が出ていくのかも想像つかない。でも、書きながらマレーシアに住むことが「夢物語」じゃないんだなと思えたことは大きい。

一応言うと、独身かつサイドFIREなら3000万あればマレーシアでも暮らしていけるけど、結婚したり子どもも一緒にとなるとそれ以上の資金を貯めなければならない。どういう人生設計を描くか、特に結婚相手と将来の話はきちんとしといた方がいいですね。駐妻さんの中には海外について来たくて来たわけじゃない人も一定数いるので、留学中何人か言っておられました。結婚って難しいですね。

コロナでMM2Hの審査が一時停止されていたり、これから先進国になるマレーシアを考えると条件が厳しくなることも全然あり得る話である。私の希望としては「マレーシアじゃなくてもいい」というのが本当のところ。マレーシアに一人で1年半留学して、何も知らないわりに充実した生活を送れていたことを考えると、サバイバル力ありすぎて他の国でも全然生きていける(笑)。そして、自分が人生の中で何を優先したいか決まっているし、どこにいても”私”という人格は変わらない自信があるから住む国にはこだわりはないかな。

とりあえず、移住云々の前に一生懸命社会人として働いて、自己投資も含めての『投資』をして行きたいと思ってます。いつか、マレーシアに移住する時はまた記事にできるといいな。

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